Natural Products Expo West 2024に出展しました。

ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウェスト 2024に参加!

3月14日(木)〜16日(土)まで、Anaheim Convention Centerで開催された、Natural Products Expo West 2024に、日本理化学工業様のサポートという形で参加させていただきました。

世界最大級の健康とウェルネス、ナチュラル素材・フード、飲料の展示会

Natural Products Expoは元々はNatural Foods Expoだったことからわかるように、Speciality & Natural Foodsがメインであり、健康やナチュラル素材を意識したようなカテゴリーがこぞって参加する、この種の展示会では世界最大級のイベントです。

主催者によれば、来場者総数は65,000人、3300社が出展(うち700社が海外から)と盛況でSpeciality & Natural Foodsの他に、Life Style、サプリメント、新規出展者が集うHot Productsのセクションがありました。

主催者プレスリリースより

お米のワックスのクレヨンをLife Style エリアに出展

多くの来場者が訪れたKitpasブース

我々は、お米のワックスで出来たクレヨンを引っ提げて、Life Styleのセクションに出展しました。

Life Styleのセクションには、石鹸やシャンプー、エッセンシャルオイルや、女性用生理用品、トイレットペーパーやエコバックに水筒と、「エコ」や「ナチュラル」な商品が多く参加していました。

賑わうDr. Bronner’sのブース

非常に多くの出展者と来場者

ある出展者によれば、昨年の倍は来場している、とのことでしたが、コロナ禍を経て、縮小が目立つアメリカの展示会にあっては、本当に元気でかつ巨大な展示会だと思いました。初日など、展示会場周辺は車でごった返し、展示会場の駐車場は早い時間から満車で、少し離れたAngel’s Stadiumに駐車して、シャトルバスで戻るということになり、なんとそれだけで2時間かかる始末です。いくつかのホテルからシャトルバスも出ているものの、基本は車でしかアクセスできないため、これだけの出展者と来場者のアクセスを確保するだけでも大変なんでしょう。

 

この展示会独特のバイヤーと質問

どんな来場者が多いのか?ですが、ホールフーズをイメージするような健康意識の高いスーパーやウェルネス系の店舗(小売業)が主要な来場者かと思います。主催者によれば、以下の大手バイヤーが訪れたとのことです。

Kroger, Aldi, 7-Eleven, Sprouts, Whole Foods Market, Albertson’s, Walmart, Costco, Target, Thrive Market, Amazon, Mother’s Market, California Fresh Market, New Frontiers Market, Busch’s Fresh Food Market, Lassen’s, Trader Joe’s, Bi-Rite Market, Cambridge Naturals, PCC Markets, Earth Fare, Natural Grocers, Jimbo’s, Fresh Thyme, MOM’s Organic Market, Healthy Edge, Wedge Community Coop, CVS

他にもディストリビューター、インポーター、はたまたビジネスサービス(つまり売り込み)も多かったなと思います。また思いのほか北米以外からの来場者も多く、様々な国の方々との商談が出来ました。

この展示会独特の質問は「原材料はなにか?」です。さすが食品やウェルネス関係を扱う人々、「それがないと仕入れられない」と言ったこともよく聞かれました。我々のような非食品であってもそのような目で見られるというのは、これまで参加してきたプロダクツ系の展示会と異なるところでした。

洗練されたブースデザイン、セールス体制、パッケージ

この分野はかなり投資も入っていると思いますが、大きなブースでは本当に力が入っているというか、ブースやスタッフにもお金が掛かっている印象を持ちました。パッケージデザインも魅力的なものが多く、ブランディングも上手だなと思えるブースがたくさんありました。

日本の食品、ブランドは中身で優っていてもブランディングやマーケティングで負けてしまうことが多いと思います。関連するメーカーなど、是非一度この展示会を視察して欲しいと思います。メーカーさんのバッジだとEarly Birdのディスカウントでも1000ドルの入場料を取られますが、その価値はあると思います。

いきなりの出展はおすすめできません。丸腰で斬り合いに参加するようなものです。念入りの市場調査、競合分析、パッケージなどの改良などを経て参加することをおすすめします。弊社でもそういったお手伝いは可能ですので、遠慮なくお問い合わせください。

 

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