コロナ下のエアー便、日本アメリカ間の輸送状況 〜フェデックス・エコノミーサービスの受付停止ほか〜
フェデックス、インターナショナル・エコノミー受付停止
とてもショッキングですが、フェデックスは現在、日本からアメリカに向けてのインターナショナル・エコノミーサービスの受付を停止しています。現在は、プライオリティーのみのサービスとなっています。日本からニューヨーク向けですと、エコノミーの場合は1週間前後、プライオリティーの場合は3日前後とかなりプライオリティーの方が早いのですが、料金もほぼ倍となっていますので、飛行機でいうなら、ビジネスクラスしか飛んでいない、と言えばイメージしやすいでしょうか? 弊社では現在、お客様の意向によっては活用させていただいています。
エコノミーの停止は全世界向けのようですが、アメリカ以外については、こちらを参照ください。
写真は同社HPより)
DHL
DHLは現在特に問題なく日本→アメリカでサービスを展開しています。平常時では、フェデックスのエコノミーよりは少し高いが、プライオリティーほどではない、という感じでした。デリバリーのスピードも早く、関東からニューヨークでだいたい3日前後という感じです。弊社でもDHLを現在活用することがありますが、特に問題なく、3日前後で到着します。(写真は同社HPより)
郵便局のEMSも引き受け停止
EMSは現在、EMSの引き受けを停止しています。アメリカのみならず、多くの国が対象となっているようですので、こちらを参照ください。
旅客機がほとんど飛んでない
フェデックスは専用機を持ってはいますが、やはりそれだけでは不十分なようですね。DHLは専用機比率が高いのか、そもそももともとのボリュームが少ないのか、現在問題なくサービスを提供できているようです。(調べたらフェデックス650機、DHLが250機専用機を保有しているようです。)
なお、旅客機の便数が激減しています。たとえば、ニューヨークと日本を結ぶ直行便は現在、全日空さんの週一便のみとなっています。ニューヨーク・東京間で週一便。我々の世界が直面している現実ですね。